『本気で臨海部の未来を考える会』の活動BLOGです
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どれくらい吸うと致死量か?
よく、アスベストはどれくらい危険なのか?と聞かれる。

簡単に言うと、ある一定以上吸うと、肺がんや中脾腫となり亡くなるくらい危険。

では、ある一定以上とはどのくらいか?というと、多分専門家は、個人差があって分からないと答える。
1桁くらいの違いが許していただけるのなら、ざっくりとした量は既にわかっている。

例えば、クロシドライト(毒性が高いアスベスト)を長い時間かけて吸って中皮腫になって亡くなった人の乾燥肺1gから72本でてきた。
乾燥肺が2キログラムだとすると、肺全体で、144000本。

例えば、アスベストを解体している部屋や、解体後の清掃時などには、軽くリットルあたり20000本の濃度に達する。
人は、1呼吸で2リットル空気を吸うとすると、その環境では、1呼吸で40000本吸ってしまう。

つまり、144000本吸うためには、たった3.5回の呼吸でその数に達してしまう。

しかし、喫煙せずに、健常な人の肺は、9割はアスベストを排出すると言われているので、
実際に、肺に残るのが144000本になるのは、3.5回の10倍の35回の呼吸でその本数になる。

人は、1分に大体それくらいは呼吸しているので、なんと、アスベストが飛散している解体現場にマスクもなしに1分間入っているだけで、致死量に達してしまうことがあることが分かる。

以上の計算は、特に毒性の高いアスベストに関してだったが、
これがクリソタイルという毒性の低いアスベスト繊維だと、
クロシドライトに対して、500分の1の毒性だとすると、
8時間×60分=480分
なので、
同じ環境に、大体8時間滞在していれば、同様に致死量に達すると言っていいだろう。

これが、喫煙者だと、10倍以上肺がんなどになる可能性が高くなるとされており、
アスベストを喫煙者が吸引してしまうと、肺がんになる確立が通常の人の52倍ほどに高まることが分かっている。

簡単に言うと、喫煙者は10倍危険であると言える。

これを上記の計算にあてはめると、
クロシドライトがリットルあたり20000本舞っている環境で、たったお6秒滞在するだけで非喫煙者が60秒滞在した時と同じ被害を受ける。つまりたった6秒で、致死量に達する。

また、クリソタイルの場合では、48分滞在するだけで、致死量に達する。

こう表記すると、本当にアスベストは吸ってはならないことが理解できるだろう。

また、同じ環境で暴露する場合に、幼児や子供、そして短時間で高濃度の暴露を受けると、発症が早まるということも言われており、子供が吸った場合には、取り返しがつかなくなる。

以上の計算はそれほど違ってはいないと思うが、たとえ1桁違ったとしても、
リットルあたり2万本の環境で、
アスベストがクロシドライトだった場合、60分、喫煙者で6分で致死量に達する。
アスベストがクリソタイルだった場合、4800分、喫煙者で480分で致死量に達する。

解体業者の大半が喫煙者である。

とすると、大体1日も入れば完全に被害者になると言っていいだろうと思う。
by rinkaibu-mirai | 2011-02-01 23:40
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