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都市部、住宅地、そこいら中で解体工事は行われている。
そこいら中でアスベストは大飛散していると言っていい。 なぜかと言えば、ほぼ全部の解体工事はずさんに行われているからである。 それは、民間、自治体、そして国の発注の別に関わらず、ずさんである。 むしろ公共工事の解体現場の方が飛散している可能性は高いと言える。 公共工事の発注では平気で競争させ、安ければよい、として予定価格の半額以下という驚異的な値段で解体工事は落札されており、どう考えても、違法な工事を行なわなければ、利益はあがらない。 その分、発注者であり、かつ法律の運営者である行政は、大目にみていると言ってもいいだろう。 さて、そばで、または通りすがりで解体工事がされていた場合に違法であるかどうかを見分けるには、 1)ミンチ解体(内装があるまま、く体を重機で粉々にしていること)であるかどうか。 2)工事の表示の中に、アスベストがある工事になっているかどうか。 3)建設時期が昭和40年代以降であるかどうか。 もし、上記の両方ともyesであれば、ほぼ100%違法解体である。 なぜならば、住宅であろうと、コンクリートの建物であろうと、多かれ少なかれ、どこかでアスベスト含有建材が使われていたからである。 最もある可能性が高いのが、風呂やキッチンなどの水回りで使用されていた、スレート類。 また、煙突などがあった場合、壁との貫通部分、そして、配管の保温材(綿のようなもの)、それから天井、階段裏、バルコニーの裏などの耐火の吹き付け材。 工事現場で探せばけっこうある。 そして、そのような違法解体をみつけたら、どうしたらよいかと言うと、 まず、川崎ならば川崎市の環境対策課や、建設課、そして、労働基準監督署に通報し、 来ていただいて調査してもらう。 最近も、登戸の民間の解体現場で、飛散性アスベストが大量にあるのに、ミンチ解体をしている現場があったそうだ。 気にしてみると、とにかくいたるところで、知らないふり、なかったふりをしてあちこちで解体は行われており、すなわち、大飛散させている。 あちこちで、原発の水素爆発が生じているといっていいくらい危険な状態である。 結局、このような違法な解体がなくならないから、「再生砕石」問題は終わることがない。 また、被害者の数の増加も留まるところを知らなくなる。 とにかく、通報しましょう。 一応、環境局は行くことにしているようです。
by rinkaibu-mirai
| 2011-06-09 00:07
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